ミライトワとソメイティの違いは?名前の由来・プロフィールと2026年の現在を徹底解説
ミライトワとソメイティは、2018年に発表された東京2020オリンピック・パラリンピックの公式マスコットです。青い市松模様が特徴のミライトワはオリンピック、桜をイメージしたピンク色のソメイティはパラリンピックを担当しています。2体は同じ大会から生まれたキャラクターですが、名前の由来や性格、特技、デザインに込められたメッセージには、それぞれ異なる意味があります。
2026年10月現在、誕生から8年以上が経過しました。2026年には日本オリンピック委員会(JOC)による東京2020大会5周年記念企画にも登場し、デザイナーの谷口亮氏とともに誕生の背景が改めて紹介されています。名前の意味から小学生投票の舞台裏、現在の活動まで、公式資料とJOCの記録をもとに整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 役割の違い:ミライトワは東京2020オリンピック、ソメイティは東京2020パラリンピックの公式マスコット。
- 名前の由来:ミライトワは「未来」と「永遠」、ソメイティは「ソメイヨシノ」と「so mighty」が由来。
- 誕生の背景:福岡県出身のデザイナー谷口亮氏が制作し、全国16,769校、205,755学級による小学生投票で選ばれた。
- 2026年現在:JOCの大会5周年記念イベントにも登場し、東京2020のレガシーを伝える存在として活動している。
【結論】ミライトワとソメイティの違いはオリンピックとパラリンピックの役割
ミライトワとソメイティの最も大きな違いは、担当する大会とキャラクターに込められたメッセージです。
ミライトワは東京2020オリンピックの公式マスコット。伝統的な日本文化と近未来的な世界観を組み合わせ、未来への希望を表現しています。一方、ソメイティは東京2020パラリンピックの公式マスコットで、桜の美しさとパラリンピックアスリートの力強さを象徴しています。
2体は別々の大会を担当していますが、どちらも東京2020大会の公式マスコットとして一緒に活動してきました。大会の機運を高め、子どもたちや国内外の観客に東京2020の理念を伝えるアンバサダーとしての役割も担っています。
なお、ミライトワとソメイティは、どちらかが主役でもう一方が脇役という関係ではありません。オリンピックとパラリンピックという異なる舞台を、それぞれの個性で盛り上げる対等な存在です。

【名前の由来とプロフィール】青とピンクに込められた意味とは?
2体の名前は、単に呼びやすさだけで決められたものではありません。それぞれのキャラクターが象徴する価値観や、日本らしさを海外にも伝えられるように考えられています。
ミライトワの名前の由来とプロフィール
ミライトワ(MIRAITOWA)という名前は、日本語の「未来」と「永遠(とわ)」を組み合わせた造語です。
込められた願いは「素晴らしい未来が永遠に続くこと」。東京2020大会を通じて、世界中の人々の心に希望に満ちた未来を輝かせるという意味があります。
ミライトワの基本プロフィール
ミライトワ(MIRAITOWA)
- 担当:東京2020オリンピック
- イメージカラー:青
- デザイン:市松模様と近未来的な世界観
- 性格:正義感が強く、伝統を大切にする
- 特技:瞬間移動、優れた運動能力
- 特徴:最新情報をキャッチする能力を持つ
公式プロフィールでは、ミライトワは伝統を大切にしながら最新情報にも敏感なキャラクターとして紹介されています。正義感が強く、運動神経も抜群。どんな場所にも瞬間移動できるという設定です。
頭部や身体に配置された青い模様は、東京2020大会のエンブレムにも通じるデザインです。日本の伝統と未来志向を一つのキャラクターにまとめた点が大きな特徴となっています。
ソメイティの名前の由来とプロフィール
ソメイティ(SOMEITY)という名前は、日本を代表する桜の品種「ソメイヨシノ」と、英語で「とても力強い」を意味する「so mighty」を組み合わせて生まれました。
桜の優美さと、困難を乗り越えるパラリンピックアスリートの強さ。その両方を名前に込めたのがソメイティです。
ソメイティ(SOMEITY)
- 担当:東京2020パラリンピック
- イメージカラー:ピンク
- デザイン:桜と市松模様
- 性格:普段は物静かで、いざというときはパワフル
- 特技:テレパシー、飛行、超人的な力
- 特徴:自然を愛する優しさと強い信念
ソメイティの顔の両側には桜をイメージした触角があり、テレパシーを送受信できます。また、市松模様のマントを使って空を飛ぶ能力も持っています。
公式設定では、石や風と話したり、見るだけで物を動かしたりする超能力も備えています。普段は落ち着いているものの、必要な場面では誰よりも力強く行動するキャラクターです。
ここで覚えておきたいのは、ソメイティが単なる「桜のかわいいキャラクター」ではないという点です。美しさだけでなく、パラリンピックアスリートの内面の強さや可能性を表現することが、デザインの重要な目的でした。
これらのプロフィールと能力設定は、東京2020大会関連の公式資料やパラサポWEBの大会紹介資料にも記録されています。
【谷口亮氏の制作背景】市松模様と桜のデザインに込められた意味
ミライトワとソメイティをデザインしたのは、福岡県出身のグラフィックデザイナー・キャラクターデザイナーである谷口亮(たにぐち・りょう)氏です。
2018年2月28日、東京2020組織委員会が最終候補3作品の投票結果を発表し、谷口氏のデザインが採用されました。
ミライトワの市松模様はなぜ採用された?
ミライトワの青い市松模様は、東京2020大会のエンブレムにも採用された日本の伝統的な模様を取り入れたものです。
市松模様は、同じ形が規則的に連続する格子状の模様です。江戸時代に広く親しまれるようになり、現在も着物や建築、工芸品などに使われています。
谷口氏は2026年のJOCトークショーで、ミライトワの着想について具体的に説明しています。侍や忍者のような日本らしさと、スポーツキャラクターとしての格好よさを両立させたいと考えたそうです。
さらに、市松模様は侍の兜の吹き返しや鍬形の部分から発想したと語っています。単に大会エンブレムに似せたのではなく、日本の伝統文化をキャラクターの造形に落とし込んだデザインだったのです。
ソメイティのピンクにはどんな意味がある?
ソメイティのデザインは、自然と都会の調和という発想から桜をモチーフにしています。
谷口氏は同じ2026年のトークショーで、パラリンピックのキャラクターには性別を設定しないルールがあったため、女の子らしさに寄りすぎないように意識したと説明しました。
そのため、濃いめのピンクと力強いポーズが選ばれています。桜の繊細な印象を残しながら、パラリンピックアスリートの力強さを視覚的に表現した設計です。
谷口氏はデザインの着想について、JOCの公式記録で次のように語っています。
「デザインはほとんど変わっておらず、自転車で天神に向かう途中に思いついてメモ帳に書いた」
完成まで大幅な修正を重ねたというより、最初に思いついた核となるアイデアを磨き、余分な要素を削ぎ落とすことで現在のデザインに仕上げたことが分かります。
特にミライトワでは、顔の模様を目立たせるため、耳の飾りや着物などのアイデアを整理し、スピード感や強さを補うウィング状のパーツを取り入れたと説明しています。
この制作背景から見えてくるのは、2体のデザインが単なる色違いではないということです。ミライトワは伝統と技術の融合、ソメイティは自然の美しさと人間の力強さを、それぞれ異なる造形で表現しています。
【小学生投票で選ばれた経緯】応募2,042件から決定までの舞台裏
ミライトワとソメイティの誕生で特に注目されるのが、マスコットの最終選考に小学生の投票が採用されたことです。
東京2020大会では、子どもたちが大会づくりに直接参加できる機会を設けるため、最終候補3作品から全国の小学生が学級単位で投票する方式が採用されました。これは大会史上初の試みとして紹介されています。
投票はどのように行われた?
東京都の大会準備資料によると、2017年8月にマスコットデザインの一般公募が行われ、応募は2,042件に達しました。その後、審査を経て3作品に候補が絞られ、全国の小学校などで投票が実施されました。
投票は2017年12月11日から2018年2月22日まで。参加したのは16,769校、205,755学級で、全国の小学校の約8割に相当する規模でした。
2018年2月28日に結果が発表され、谷口氏の作品である「ア案」が109,041票を獲得して採用されました。
東京2020マスコット選定の主要データ
出典は東京都の東京2020大会開催準備資料、東京都の公式FAQ、日本オリンピック委員会の大会関連記録です。
なぜ小学生に投票を任せたのか?
マスコットは、競技の専門知識がなくても親しめる大会の象徴です。子どもたち自身に選考へ参加してもらうことで、大会への関心を高め、身近な存在として受け入れてもらう狙いがありました。
また、投票を学級単位にしたことにも特徴があります。個人の好みだけでなく、クラスで候補について話し合い、意見をまとめる機会にもなりました。
単なるキャラクター人気投票ではなく、子どもたちが国際大会の準備に参加する教育的な取り組みだった点は、東京2020のマスコット選定を理解するうえで見逃せません。
【2026年現在】ミライトワとソメイティは今も活動している?
東京2020大会が終了した後も、ミライトワとソメイティは大会の記憶や理念を伝えるキャラクターとして登場しています。
まず押さえておきたいのは、「東京2020」という大会名称と実際の開催年の違いです。新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、大会は1年延期されました。オリンピックは2021年7月23日から8月8日、パラリンピックは同年8月24日から9月5日に開催されています。
つまり、ミライトワとソメイティは2018年に誕生し、2021年に実際の大会を経験したキャラクターです。
2026年にはJOCの大会5周年記念企画に登場
2026年6月21日、日本オリンピック委員会は日本オリンピックミュージアムで「東京2020大会5周年記念企画」を開催しました。
この企画には、公式マスコットデザイナーの谷口亮氏がゲストとして登壇。ミライトワとソメイティも登場し、米津玄師氏が作詞・作曲した楽曲「パプリカ」に合わせてダンスを披露しました。
さらに、谷口氏からミライトワとソメイティを題材にした博多人形が日本オリンピックミュージアムに寄贈されました。
JOCの公式イベント記録では、谷口氏がファンによる継続的な発信に感謝を示したことも紹介されています。大会期間中はコロナ禍の影響でマスコットの露出機会が少なかったものの、選手を応援したり、選手と写真を撮ったりする姿があったと振り返っています。
この2026年のイベントは、2体が大会期間限定のキャラクターとして終わったわけではなく、東京2020の記憶を後世につなぐ存在として扱われていることを示す出来事です。
2026年10月現在のポイントは、ミライトワとソメイティが新しい大会の公式マスコットに変更されたわけではなく、あくまで東京2020オリンピック・パラリンピックの公式マスコットとして、その歴史やレガシーを伝える役割を持っていることです。

【ミライトワとソメイティの違い】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ミライトワとソメイティはどちらがオリンピックのマスコットですか?
A1:青い市松模様のミライトワが東京2020オリンピック、ピンク色のソメイティが東京2020パラリンピックの公式マスコットです。
Q2:ソメイティの名前はソメイヨシノだけが由来ですか?
A2:いいえ。桜の品種「ソメイヨシノ」と、英語の「so mighty(とても力強い)」を組み合わせた名前です。桜の美しさとパラリンピックアスリートの力強さを表現しています。
Q3:ミライトワとソメイティは小学生がデザインしたのですか?
A3:デザインしたのは福岡県出身のデザイナー・谷口亮氏です。小学生は最終候補3作品から学級単位で投票し、谷口氏の作品を選びました。
Q4:ソメイティは女の子という設定ですか?
A4:谷口氏は2026年のJOCトークショーで、性別を設定しないルールがあったと説明しています。ピンク色のデザインだからといって、女の子と決められているわけではありません。
Q5:ミライトワとソメイティは2026年も活動していますか?
A5:はい。2026年6月のJOC主催イベントに2体が登場し、ダンスを披露しました。東京2020大会の公式マスコットとして、記念イベントなどで大会のレガシーを伝えています。
まとめ:ミライトワとソメイティが伝える東京2020のレガシー
ミライトワとソメイティは、同じ東京2020大会から生まれた2体の公式マスコットですが、その役割やデザイン、名前に込められた意味は異なります。
ミライトワは「未来」と「永遠」を組み合わせた名前を持ち、日本の伝統と近未来を表現するオリンピックのキャラクターです。ソメイティは「ソメイヨシノ」と「so mighty」を組み合わせた名前を持ち、桜の美しさとパラリンピックアスリートの力強さを表現しています。
そして、2体の誕生には、谷口亮氏の独創的なデザインだけでなく、全国16,769校、205,755学級が参加した小学生投票という大きな出来事がありました。子どもたちが大会の象徴を選んだという背景も、東京2020ならではの特徴です。
【プロの結論】ミライトワとソメイティを理解するうえで大切なのは、青とピンクという見た目だけで区別しないことです。ミライトワは未来への希望、ソメイティは多様な可能性と力強さを象徴しています。2体をセットで見ることで、東京2020が掲げた伝統と革新、そして多様性と調和という大会のメッセージがより明確になります。
2026年に大会5周年を迎えた今も、2体がイベントに登場し、デザイナー本人が誕生の背景を語っていることは、マスコットが大会終了後にも文化的な価値を持ち続けている証拠です。ミライトワとソメイティは、東京2020を思い出すためだけでなく、スポーツが持つ希望や人々をつなぐ力を伝える存在として、これからも記憶されていくでしょう。 (出典: ミライトワ と ソメイティ(Yahoo!ニュース))